性別疑惑の渦中にある陸上女子800メートルの世界チャンピオン、キャスター・セメンヤ(南アフリカ)を指導するセメ・コーチが近く同選手が競技を再開すると発言したことに対し、セメンヤの弁護士は13日、「(国際陸連との)交渉はまだ継続中」と話し、現段階での競技復帰を否定した。AP通信が伝えた。

 セメ・コーチは同日、AP通信に対し、復帰のゴーサインが弁護士から出たとして「彼女は国際大会で走ることになる」などと述べた。しかし、その後の弁護士側の反応を受け「(復帰については)弁護士に聞いてくれ」と態度を変えた。

 セメンヤは昨年8月の世界選手権で優勝して以来、競技会に出場していない。