<卓球:全日本選手権>◇4日目◇15日◇東京体育館

 5月の世界選手権(モスクワ)団体戦の男子日本代表、松平健太(18=青森山田高)が、男子シングルス4回戦で阿部一博(25=リコー)に3-4と惜敗した。松平は昨年の同種目で準優勝者しており、シードされていたため初戦だった。最終第5ゲームでは、9-11と2点差まで詰め寄った。中3の丹羽孝希(15=青森山田中)と組んだ男子ダブルスもこの日の5回戦で敗退。石川佳純(16=ミキハウスJSC)との混合ダブルスは初優勝を飾ったが「全種目V」を目標に掲げていただけに落胆は大きかった。「昨年準優勝で、受け身になってしまった部分があった。みんなが全日本に懸けてくる中で優勝するのは難しい。もっと体作りをして、どんな接戦も耐えられる精神力をつけたいです」と再出発を誓った。