<フィギュアスケート:世界選手権>◇24日◇イタリア・トリノ

 男子ショートプログラム(SP)を行い、バンクーバー冬季五輪の銅メダリスト、高橋大輔(関大大学院)が2連続3回転などのジャンプをすべて成功させるほぼ完ぺきな演技で89・30点をマークし、首位に立った。高橋は25日のフリーで日本男子初の優勝を狙う。

 小塚崇彦(トヨタ自動車)は自己ベストの84・20点で4位。織田信成(関大)はすべてのジャンプで回転が抜ける不振で50・25点の28位に終わり、上位24人によるフリーに進めなかった。

 前回銀メダルのパトリック・チャン(カナダ)が87・80点で2位、ブライアン・ジュベール(フランス)が87・70点で3位につけた。

 ペアの川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)はSPから順位を1つ落としたが、203・79点で2大会連続の銅メダルを獲得した。