25日に行われるロンドン・マラソンの有力選手が23日、ロンドンで記者会見し、北京五輪男子金メダルで優勝候補のサムエル・ワンジル(ケニア)は優勝タイムについて「世界記録(2時間3分59秒)更新は難しいが2時間4分台は出るだろう」と予測し、ハイレベルの争いになるとの見方を示した。

 今大会は昨年の世界選手権覇者、アベル・キルイ(ケニア)や世界歴代2位の記録を持つダンカン・キベト(同)ら強豪がそろったが、いずれもアイスランドの火山噴火による航空便の混乱を受け、ロンドン入りに苦労した。ワンジルは「大変な移動だった。調子はそれほどよくない」と話した。

 女子で昨年の世界選手権2位の尾崎好美(第一生命)は予定より2日遅れてロンドン入りし「自己ベストを更新し、できれば2時間21分台を目指したい」と述べた。(共同)