国際オリンピック委員会(IOC)は28日、アラブ首長国連邦のドバイで理事会を開き、倫理規定に抵触する疑惑が報じられたファゼル委員(スイス)を戒告処分とすることを決めた。

 国際アイスホッケー連盟会長を務めるファゼル委員については昨年5月、スイス紙が同連盟のマーケティングとテレビ放送権を持つ会社と、同委員の友人が所有する会社が契約を結んでおり、この友人に190万スイスフラン(約1億6400万円)が支払われたと報道。IOC倫理委員会などが調査していた。