日本陸上のお家芸といわれた男子3段跳びで世界記録を樹立、日本陸上競技連盟や日本オリンピック委員会(JOC)で副会長職を歴任し、9日に肝不全で亡くなった小掛照二氏(享年77)の通夜が13日、都内の青山葬儀所で行われた。日本陸連の河野洋平会長、JOCの竹田恒和会長、佐倉ACの小出義雄代表ら約800人が参列した。シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんは「優しい方で、どんな時も支えてくれた。(98年の)アジア大会も30度の炎天下の中で、30キロ地点で日の丸を振って励ましてくれた。うれしいし、力がわいた」と涙ながらに思い出を話した。