日本テニス協会は14日、都内で会見を開き、6年後の16年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得するための強化策「G(Gold)プロジェクト」を発表した。6年間で、この計画に約1億円の予算をつぎ込む予定だ。7日の味の素NTC合宿から、このプロジェクトがスタートした。

 対象となる第1期生は12人。08年全日本準優勝の瀬間友里加、06年アジア大会複銅メダルの不田涼子の23歳が最年長。最年少は16歳で昨年全日本ジュニア16歳以下準優勝の尾崎里紗だ。世界88位の森田あゆみ、ウィンブルドンジュニア準優勝の石津幸恵も選ばれた。

 最も可能性のある女子ダブルスで金メダルをつかむために、ツアーコーチ、トレーナーらを含む12人前後の協会スタッフが全面バックアップ。彼らの内の何人かが、年間20~25週、ナショナルスタッフとしてツアーに出場する選手に帯同する。

 メダルを獲得すれば、日本テニスとしては20年アントワープ五輪以来96年ぶりとなる。