遺伝子ドーピングの有無を通常の血液検体を使って判定する画期的な方法を、ドイツの研究者が発見したことが明らかになった。AP通信が3日、伝えた。

 研究によると、血液に含まれるDNAが体外から注入されたものかどうかを、実際にドーピング行為が行われた約2カ月後になっても判別できるという。世界反ドーピング機関(WADA)のハウマン事務総長は検査方法の科学的な検証が必要としながらも、2012年ロンドン五輪前の導入は「十分に可能」と語った。