全日本柔道連盟は19日に開いた強化委員会で、女子63キロ級の谷本歩実(コマツ)と、同78キロ超級の塚田真希(綜合警備保障)の強化指定の辞退届を正式に受理した。谷本、塚田ともに第一線を退く意向を示していた。

 五輪3連覇の実績を持つ男子60キロ級の野村忠宏(ミキハウス)を、10月にローマで行われるW杯に派遣することも了承した。野村は7月のW杯で約9カ月ぶりに実戦復帰し、準優勝した。

 また、参院議員の谷亮子(オフィスリョウコ)の強化指定を、最高ランクのナショナルからシニアへ降格することも決めた。