世界反ドーピング機関(WADA)が公認した国内唯一の検査施設を東京都内に持つ三菱化学メディエンスは3日、近年の巧妙化するドーピング手法に対応するため、最先端の装置を新たに7台導入したと発表した。従来の年間7000件から2万件の検査が可能となる。同社によると、高度な分析を要するヒト成長ホルモンや血液ドーピングを摘発するための装置を約5億円を投じて購入。施設の床面積を2・5倍に拡張し、スタッフも現在の13人から順次増やす計画という。