クレジットカード大手のビザは26日、来年のロンドン五輪とパラリンピックの経済効果に関するリポートを発表し、合計7週間の期間中に英国での消費支出が7億5000万ポンド(約953億円)増えると試算した。五輪が開催されない年に比べ18・5%以上の増加という。

 交通アクセスの良さから英国を訪問する外国人観光客が増えることが主な要因で、2000年シドニー五輪や04年アテネ五輪の約2倍の7億900万ポンド(約900億円)が観光客によってもたらされると予想する。

 15年までの経済効果も51億ポンド(約6477億円)相当と見込み「景気浮揚効果は長期にわたって経済を刺激し、新たな雇用を創出していく」とした。

 ビザは1986年から五輪最高位のTOPスポンサーになっている。