東京都が招致を目指す20年夏季五輪開催に、カタールの首都ドーハが関心を持っていることが26日、分かった。夏の酷暑を避けるため通常の会期外の秋開催を申請し、国際オリンピック委員会(IOC)が26日に韓国の大邱で開いた理事会で審議した。

 IOCは夏季五輪の会期を7月15日から8月31日の間と定め、これを外れる場合は事前の申請を求めている。フェリ五輪統括部長は「決定はまだ公表できない」としたが、IOCが期間外の会期を認めれば、ドーハも9月1日の期限までに立候補するとみられる。

 16年五輪招致でドーハは10月に設定した会期が問題になり、第1次選考で落選した。20年五輪には東京のほかローマ、マドリード、イスタンブールが招致を表明している。