東京が招致を目指す2020年夏季五輪で、カタール・オリンピック委員会は26日、首都ドーハが開催都市に立候補することを正式に表明した。既に招致を表明しているローマ、マドリード、イスタンブール(トルコ)を加え、同五輪招致は近年では少ない5都市で争われる見通しとなった。

 ドーハは夏の猛暑を避け、7月15日から8月末までの通常の期間ではなく、9月20日~10月20日の間での開催を国際オリンピック委員会(IOC)に要望。IOCは26日の理事会で、各競技の国際大会日程への影響を避けるよう調整するなどの条件付きで認めた。16年五輪招致では、10月開催が問題となり第1次選考で落選した。

 ドーハは22年にカタールで開かれるサッカーのW杯に次いで、五輪でも中東初開催を目指す。立候補期限は9月1日で、開催都市は13年9月にブエノスアイレスで開かれるIOC総会で決まる。