レスリングの世界選手権(トルコ・イスタンブール)に出場した男子フリースタイル日本代表が20日、成田空港に帰国した。66キロ級の米満達弘(25=自衛隊)が銀メダル、60キロ級の湯元健一(26=ALSOK)が銅メダルを獲得し、世界選手権で男子フリーがメダルを複数個獲得したのは87年大会以来24年ぶりだった。

 米満は「優勝を狙っていたので、決勝に上がった時点で優勝したと思っていた。そんなに甘くないですね。でも、この悔しさをロンドン五輪にぶつけたい」と振り返った。銅メダルに輝いた08年北京五輪以来の世界大会出場で、再び3位になった湯元健は「もう1度、世界の3位になれたことは良かった。でも、世界1位になれる可能性があったので悔しい。もう1度、課題をしっかり見直したい」と出直しを誓った。