米国の遠泳選手ダイアナ・ナイアド(62)がキューバから米フロリダ州までの約166キロの遠泳に挑戦したが、約40時間で100キロほど泳いだ25日、顔などをクラゲに刺されてドクターストップがかかり、断念した。ナイアドの支援チームが発表した。

 チームや米メディアによると、ナイアドがキューバからフロリダまでの遠泳にトライしたのはこれが3回目。28歳だった1978年、サメよけのケージに入って挑戦したが、悪天候のため出発後約42時間で断念。ことし8月にはケージなしで再挑戦したが、ぜんそくの発作に苦しみ、29時間で約80キロ泳いだ時点でリタイアした。

 AP通信によると、同区間の遠泳には97年、オーストラリアのスージー・マロニーがケージを使って成功している。