フィギュアスケートの全日本選手権で24日午後にショートプログラム(SP)を実施する女子の公式練習が同日午前、会場の大阪なみはやドームであり、母親の死を乗り越えて出場する浅田真央(中京大)が最終調整した。浅田は終始落ち着いた表情で、佐藤信夫コーチから助言を受けながら本番に備えた。

 2年ぶり5度目の優勝がかかる浅田は、3回転-2回転の連続ジャンプや単発の3回転は安定していたが、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回転不足が目立った。最後は2回転半にして練習を終え、本番で大技に挑むかが焦点になる。

 初優勝を狙う鈴木明子(邦和スポーツランド)や来年3月の世界選手権(ニース=フランス)代表入りを目指す村上佳菜子(愛知・中京大中京高)も最後の調整をした。