<スピードスケート:全日本スプリント選手権>◇最終日◇28日◇北海道・明治北海道十勝オーバル

 ベテランの及川佑(30=大和ハウス)が気を吐いた。男子500メートルで加藤条治(日本電産サンキョー)をわずかな差で抑えて1位となり「うまく体が動いてくれた。完全優勝を阻止できて良かった」と表情を緩めた。

 普段滑らない1000メートルは終盤に加藤に引き離されたが、総合で自己最高の2位に入った。「4本のレースに、うまく力の配分ができるようになった。いつもより疲れにくくなった」と成長を実感している様子だった。