<水球:アジア選手権:日本4-6カザフスタン>◇3日目◇26日◇千葉県国際総合水泳場

 水球人生の悲願だった五輪切符に、またも手が届かなかった。試合終了のブザーが鳴り、カザフスタンの1位が決まると、主将の青柳勧(31=ブルボン柏崎)は現実を受け入れられないように水中に顔をうずめた。「自信がものすごくあって…。まだ(結果のことは)考えられないです…」。そううつむいたあと、3000人近くの超満員となった会場を見渡し「私が水球を始めてから1番幸せな1時間だと思います。私たちが結果を残せなかった。明日の中国に勝って、みなさんに恩返ししたい」と話した。