<アマチュアボクシング:全日本女子選手権兼ロンドン五輪予選日本代表派遣選手選考会>◇3日目◇10日◇広島市中区スポーツセンター◇ミドル級準決勝など11試合

 フライ級の箕輪綾子(フローリスト蘭)は準決勝で高校生を4回1分16秒、RSC勝ちで退け「今までの2試合よりは自分の動きができた」と笑みを浮かべた。

 得意の右から小気味よいストレートを中心に当てて圧倒。決勝は第一人者の新本に挑むだけに「相手の方が実績も上だから、挑戦者のつもりでぶつかっていくだけ」と早くも気合を高める。

 ボクシングは中学1年から始めた。日体大時代はフェザー級などで全日本選手権を4連覇したが、五輪実施階級のフライ級に転向。現在は地元の宇都宮市の花屋で働く24歳は「五輪はスポーツ界最大のイベント。夢の舞台に絶対に立ちたい」と言い切った。