<柔道:グランプリ大会>◇最終日◇19日◇ドイツ・デュッセルドルフ

 「五輪に出るには優勝しかないと思って畳に臨んだ」という男子90キロ級の小野だったが、目標には届かなかった。

 準々決勝の残り約1分。積極的に攻めたが、相手の返し技が技ありと判定された。最後は勝負に出たが、豪快な投げで一本負け。「試合をやり切るのが自分のポリシー。満足ではないが、それができたので納得している」と淡々と話した。

 五輪代表争いでは一段と苦しい立場に追い込まれたが、5月の最終選考会に向け「状況は悪いので逆に気楽に臨めると思う」と前向きだった。