<男子テニス:コパ・クラロ>◇20日◇ブエノスアイレス

 今年の全豪8強で、日本男子世界ランク最高位を更新し続ける世界17位の錦織圭(22=フリー)が、元世界1位をフルセットで撃破し2回戦に進んだ。03年全仏覇者のフアンカルロス・フェレーロ(スペイン)相手に、全仏同様の赤土の上で、多彩なショットを見せ、7-5、3-6、6-2で勝った。錦織は第2セットを奪われたが、最終セットは一気に4-0とリード。そのまま押し切った。

 今大会は、全豪以来のツアー個人戦となる。この時期、過去は米国の室内大会に出場していたが「相性が良くない。気持ちも替えてみたかった」と、南米の赤土2大会出場を選んだ。「もう少しクレー(土)になれないと。でも、偉大な選手に勝ててうれしい」と喜んだ。2回戦では、同93位のハネスク(ルーマニア)と対戦する。