4月のロンドン五輪最終予選に出場するシンクロナイズドスイミング日本代表(マーメイド・ジャパン)は27日、都内で合宿を公開した。練習中に着用したのは18日から使っている特注水着。5色(肌色、緑、赤、黄、黒)をボーダー状に配したもので、上半身下半身の「高さ」を徹底させるための特注品だ。水球のオランダ代表が以前に使用したという話を聞いた本間三和子委員長(51)が提案し、コーチ陣などがデザインを考えた。この日の練習でも「黄色まで見えてない!」「常に緑は見えるようにしないと!」などの色を使った指摘が相次いだ。

 試用段階だが、ボーダーに塗り分けられたソックスもある。生地は2枚重ねで負荷をかけた練習にもなっているという。同委員長は「私たちの課題は高さとシャープな動き」と使用理由を説明した。同代表は4月の最終予選で3位以内に入ると、五輪出場権を獲得できる。