日本テニス協会は8日、都内で常務理事会を開き、2月のデ杯対クロアチア戦を最後に退任した竹内映二氏の代わりに、後任の男子代表監督に坂井利郎強化本部長(64)の就任を決めた。坂井氏は、85年以来27年ぶりの男子監督復帰となる。また、男子ジュニア強化担当として、松岡修造氏(44)が強化副本部長に就任することも決まった。松岡氏は、同協会での役職は初めて。内山勝専務理事は、「錦織君らがいる男子は、今、伸び盛り。それを引っ張るには経験者がいい」と、坂井氏の起用を説明。また、錦織を生んだテニスキャンプの「修造チャレンジ」を評価。「松岡君に男子ジュニア強化は最適」と、松岡氏に第2の「エア・ケイ」発掘を期待した。

 両者とも、この日付で、同職に就任する。