体操で日本男子のエース、内村航平(23=コナミ)がロンドン五輪用の個人総合演技を初披露した。体操のコナミが20日、草加市内で試技会を公開。内村は、昨年の世界選手権で3連覇した個人総合用の構成から、D得点(技の難度を現す点)を0・7点アップ。鉄棒の冒頭で、G難度の離れ技「カッシーナ」を入れるなど、五輪初の金メダルに向けて、無敵の個人総合に、さらに磨きをかけた。この日は「練習が続いて疲れがピークだった」と、珍しく跳馬の着地で両手をつくなどミスが出た。しかし、「今の状態で跳馬のミスだけなら自信がついてきた」と気にはしていない。また、ロンドン五輪では4個の金メダルが目標で、種目別の鉄棒ではD得点を世界選手権から0・3点上げた7・6点の構成で挑む予定だ。