スポーツ仲裁裁判所(CAS)は23日、男子テニスで八百長に関与したとして永久資格停止処分を受けたダニエル・ケレラー(オーストリア)が、処分を無効として起こした訴えを退けた。

 28歳のケレラーは5度にわたって他の選手を八百長に引き込んだとして昨年、国際テニス連盟など4団体から処分を受けた。ただ、CASは10万ドル(約800万円)の罰金については、同選手が金銭的な利益を得ていないことから無効とする判断を下した。