<重量挙げ:全日本選手権兼ロンドン五輪代表選考会>◇2日目◇14日◇北九州市立総合体育館

 冷や汗ものの2連覇だった。男子94キロ級の平岡勇輝(静岡市体協)はスナッチを2回続けて失敗。「人生初の記録なし」となりかねないピンチだったが、最後はバランスを崩しながらも懸命に耐えて153キロを挙げ、ジャークでの逆転につなげた。

 アジア選手権で各国に1枠与えられる五輪出場枠獲得を目指す。今大会は大幅な減量で体調が万全でなかったが、同選手権では「最低でも日本新記録。限界に挑戦したい」と誓った。