<体操:NHK杯兼ロンドン五輪代表最終選考会>◇初日◇男女個人総合予選◇4日◇東京・代々木第1体育館

 女子個人総合で、昨年の世界選手権代表の田中理恵(24=日体大研究員)が、初の五輪代表を確実にした。五輪代表2次予選を兼ねた4月の全日本選手権の2日間合計で首位に立った田中は、この日も、安定した演技で55・850点の首位発進。全日本との合計点で168・500点となり、2位に6・450点の大差をつけた。田中は「明日、ミスなくやれば、自然とオリンピックはついてくる」と、余裕を見せた。

 合計点の2位には、162・050点の同点で、寺本明日香(レジックスポーツ)、笹田夏実(帝京高)の16歳コンビが並んだ。7位から出た鶴見虹子(日体大)は田中に次ぐ55・000点を出し、代表圏内の5位と0・600点差の6位に浮上した。第2次選考会で6位の飯塚友海(朝日生命)は腰痛などで棄権した。

 五輪代表は5人。全日本2日間と、NHK杯2日間の合計点上位5人が選ばれる。