日本テニス協会は15日、錦織圭(日清食品)と添田豪(空旅ドットコム)が11日付の世界ランキングに基づき、ロンドン五輪男子シングルスの出場権を獲得し、伊藤竜馬(北日本物産)は現段階では権利を得られていない、と発表した。国際テニス連盟から通知があった。

 今後、出場を辞退する選手が出れば繰り上がりで出場権を得る可能性があり、その場合は国際連盟が28日までに発表する。

 五輪出場権は世界ランキングで1カ国・地域4人までの上位56人に与えられる。日本協会の担当者は55番目と認識していた伊藤について、国際連盟に問い合わせ中とし「(公傷制度にあたる)プロテクトランキングを使って伊藤より上にいった選手が2人以上いたのでは」と推測した。