レスリング元全日本王者の長島和幸(30=クリナップ)が29日、闘病会見をした。昨年9月に急性骨髄性白血病と診断された長島は今年2月、双子の兄正彦さんから骨髄移植を受けた。全国から延べ615件集まったカンパに感謝するとともに「ジョギングができる程度まで回復している」と経過が良好であることを説明した。

 10年アジア大会フリー74キロ級の銀メダリストは「オリンピックの金メダルを目指してやってきた」が、病気によって断念。闘病中はフリー55キロ級の湯元進一やグレコ60キロ級の松本隆太郎らロンドン五輪代表勢のメールにも励まされただけに「一緒に競技をしてきた仲間なので、心から応援しています。金メダルをとってほしい」と話していた。