フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯(上海)を戦った日本の3選手が、一夜明けた4日にエキシビションに出場した。

 女子で5年ぶりにGP初戦を制した浅田真央(22=中京大)は映画「メリー・ポピンズ」の曲に乗り、小傘を片手に、愛らしい演技を披露した。前日のフリーについては「演技は悔いが残るんですけど、久しぶりの優勝で、結果はすごくうれしいです」と笑顔。姉舞さんなどから祝福の連絡が届いたそうだ。次は23日開幕のNHK杯(宮城)で12月のGPファイナル出場にかける。「いまはNHK杯に集中しています。ファイナルに行けば(14年ソチ)オリンピックのこともみえてくるんじゃないか」と話した。

 男子でGP初優勝を飾った町田樹(22=関大)はさわやかな白シャツ姿で登場。「昨日は忙しくしていて、あまり実感なかったんですけど、今日のエキシビションの順番を見て、優勝できたんだな~と」と喜びが沸き上がってきたという。

 タンゴのリズムに乗った2位高橋大輔(26)は、順位に見合わない不振を極めた演技をした前日のフリーを振り返り、「次は結果よりも内容を良くしたい」とNHK杯を見据えた。