関東大学ラグビー対抗戦は12月1日、東京・秩父宮ラグビー場で帝京大と筑波大が対戦。既に優勝を決めている帝京大は勝てば2年連続の全勝優勝、筑波大が勝つと6勝1敗で並んで「同率優勝」となり初タイトル獲得となる。

 帝京大は30日、東京・日野市内のグラウンドで最終調整。既に18日の明大戦に勝った時点で、ひとまず2季連続3度目の優勝を決めたが、胴上げも祝勝会もなかったという。「ここがゴールではないから」(フッカー泉敬主将)と、あくまで最終目標の大学選手権4連覇をにらむ。

 岩出雅之監督も、「選手が成功体験を積むことが成長につながる」とし、全勝での単独優勝に向けて「大事です。何も言わなくても、みんな力が入ってくる」と、筑波大戦に向けて“消化試合”のムードは一切なく、全力でぶつかる構えだ。

 また、明大戦ではSOで3トライと活躍した中村亮土は、翌12月2日に早明戦(国立)にも注目。両校の対戦が通算100回目の節目ということに加え、「両チームとも大学選手権でまた対戦する可能性があるので、どう変わっているか、注目したい」と話していた。