<競泳:日大-中大対抗大会>◇29日◇千葉県国際総合水泳場

 男子平泳ぎで、ベテランの北島康介と新鋭の山口観弘は、約1カ月後に迫った世界選手権に弾みをつけられなかった。

 北島は100メートルでスピードに乗れず「もうちょっと自分に期待していた」と悔しそう。ことしはこの種目で1度も1分を切っておらず「他人を気にするレベルじゃない。少しでもいい状態で臨みたい」と神妙に話した。

 山口は16日に出場した栃木県での記録会に続き、200メートル2分11秒台後半に終わった。不振から抜け出せず「あまり良くなかった」ともどかしそうだった。