国際オリンピック委員会(IOC)は4日、2014年ソチ冬季五輪と16年リオデジャネイロ夏季五輪の中央アジア向け放送権を電通が取得したと発表した。

 サッカー・ワールドカップ(W杯)の日本国内やアジア向け放送権を手がける電通が、五輪の放送権ビジネスに参入するのは初めて。契約額は非公表。

 電通が取得したのはカザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン向けのテレビやインターネットなどすべてのメディアの権利。今後はこの5カ国の放送局などに販売する。

 電通の広報担当者は「中央アジアはスポーツコンテンツの人気が高まっていて、経済的にも潜在力がある。サッカーなどで培ったノウハウを投入したい」と話した。