2020年夏季五輪招致を東京、イスタンブールと争うマドリードの招致委員会は21日、招致団が24日に開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会(9月7日)が開かれるブエノスアイレスに入ると発表した。

 招致委のブランコ会長らが最終プレゼンテーションの準備を進め、地元メディアを通じてアピールする。同会長は「われわれは強さと、過去2度の招致も含めたこれまでの経験を持って現地に入る。いい結果になると確信している」と話した。

 7月のプレゼンでスピーチが高く評価されたスペインのフェリペ皇太子は9月2日に現地入りしてIOC委員に支持を訴え、ラホイ首相は20カ国・地域(G20)首脳会合出席後、ロシアのサンクトペテルブルクから7日朝に到着するという。開催都市は7日(日本時間8日朝)に発表される。