<レスリング:全日本選手権>◇最終日◇23日◇東京・代々木第2体育館

 女子72キロ級で、1年4カ月ぶりに実戦復帰した浜口京子(35=ジャパンビバレッジ)が優勝した。ロンドン五輪以来の試合に臨んだ浜口は2回戦で世界選手権代表の鈴木博恵(26=クリナップ)に逆転勝ち。2年ぶり16回目の日本一に「レスリングの神様に感謝したい」と話した。

 女子55キロ級で五輪3連覇した吉田沙保里(31=ALSOK)は11回目の優勝。新階級となる来季は53キロ級で世界に挑むことを明らかにした。同63キロ級五輪3連覇の伊調馨(29=ALSOK)は、階級変更を見越して59キロ級に出場して10回目の優勝。新階級の58キロ級への挑戦へ意欲をみせた。

 男子グレコ66キロ級は音泉秀幸(23=ALSOK)が初優勝、同96キロ級は世界選手権5位の斎川哲克(27=両毛ヤクルト販売)が3連覇した。男子フリー60キロ級は高塚紀行(28=自衛隊)が制し、同66キロ級は石田智嗣(24=警視庁)が勝った。