9月のアジア大会などの代表選考を兼ねた競泳のジャパンオープンは19日、東京辰巳国際水泳場で開幕する。18日は会場で前日練習が行われた。

 19日の男子100メートル平泳ぎには、アテネ、北京五輪2冠北島康介(31=日本コカ・コーラ)が登場。8月のパンパシフィック選手権(オーストラリア)9月のアジア大会(韓国)の代表権獲得を狙う。「代表権に関してはあまり意識はしない」と言いながらも「代表権を取りに行く準備はしてきた」と自信もみせた。

 男子400メートル個人メドレーでは4月の日本選手権で3連覇した萩野公介(19=東洋大)と昨年世界選手権金メダルの瀬戸大也(20=JSS毛呂山)とのライバル対決が注目される。1週間前から体調を崩した萩野だが「昨日はやばかったが、徐々に調子は戻ってきた」と話す。3種目で自己ベストを出した欧州GPシリーズから17日に帰国したばかりの瀬戸は「日本選手権では負けたので、ここで公介に勝っておきたい」と闘争心をあらわにした。