日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は22日、ソチ冬季五輪の閉会式後に選手村で開かれた打ち上げで、橋本聖子選手強化本部長(常務理事)がフィギュアスケート男子の高橋大輔(関大大学院)にキスを強要したと報じられた件について強要はなかったと結論付け、「問題にすることは考えておりません」とのコメントを発表した。

 コメントは次の通り。

 ソチ・オリンピック大会中の選手村での打ち上げにおいて、橋本団長の行動について報道がなされています。本会として改めて関係者より各々の状況を確認し報告を受けました。

 橋本常務理事からは、昨日、南京から帰国した私に、お騒がせしたことのお詫びと反省している旨の連絡をいただきました。また、他の関係者からも直接事情を聞きました。総合的に判断した結果、これ以上本件を問題にすることは考えておりません。

 JOCとしては、今後こういた場面においても誤解を招くようなことがないよう関係者に注意を喚起するとともに、皆様からの信頼に応えられるよう、より一層尽力してまいります。