<テニス・全米オープン>◇第8日◇1日◇米ニューヨーク・ナショナルテニスセンター◇男子シングルス4回戦

 世界11位の錦織圭(24=日清食品)が、センターコートでフルセットの末、同6位のミロシュ・ラオニッチ(23=カナダ)を逆転で下し初の8強進出を果たした。

 試合後は、噴き出る汗をタオルでぬぐいながらインタビューに答えた。日本男子92年ぶりとなる全米8強進出について「うれしい。記録を打ち立てられたのは、うれしいです」と話した。また、試合を振り返り「最後まで気が抜けない試合だった。挽回できてよかった。ちょっとまだ実感がない。次の試合へ向けてリカバリーしたい」と話した。

 試合序盤は緊張から固さもあったが「ラケットが振れなかった。何をしてもダメだった。そこから戻れたのは、信じられない」と笑顔も見せた。