<高校ラグビー:大阪朝鮮高44-12光泉>◇2回戦◇30日◇花園

 6大会連続9度目の出場となる大阪朝鮮高(大阪第1)が、光泉(滋賀)との近畿勢対決を制した。

 前半10分、ゴール前10メートルでのラインアウトモールを押し込み、最後はフランカー申賢志(3年)が抑えてトライ。呉英吉監督(46)は「全国大会が初めてのメンバーもいて緊張から慎重だったが、得意なモールから取ることが出来た。うちのFWがしのいで、相手の強みであるFWを止められたのが勝因だと思う」と分析した。

 また、FB金志大(3年)が、後半3トライを挙げるなど、BK陣も奮起した。金志は「(大阪朝鮮高の)バックスリーは速いです。つないでくれたボールなので決めたかった」と振り返った。13年夏から右肩の脱臼癖があり、今年夏に復帰。怪我を乗り越えて、花園で実力を発揮した。

 元日には、茗渓学園(茨城)と対戦。ロック李承記主将(3年)は「ハーフが起点になってくると思う。(自分達は)ガツガツいくのではなく、しっかりと得点していきたい」と意気込んだ。