バスケットボールの改革チームを率いることになった川淵三郎氏は記者会見で熱弁を振るい、2リーグ統合へ強い意欲を見せた。

 -難しい仕事になる。

 「バスケ界の改革のために全力をささげたい。Jリーグ(発足)の時には5年間準備期間があり、十分知ったフィールドでアプローチの仕方が分かった。(今回は)余裕は4カ月ちょっとしかない。難関は山ほどある」

 -最大の課題は。

 「NBLとbjリーグをどう一つにするかに尽きる。バスケは60万人の登録選手がいる。日本の中でもトップクラスの競技団体だ。Jリーグに次ぐプロリーグをつくることは可能。ポテンシャルは十分ある」

 -目指すリーグ像は。

 「(1部リーグは)選手の年俸は最低でも平均1千万円をもらわないとプロとは言えないし、魅力あるチームにならない。それを支払えるだけの収入は見込めるのかどうか、アリーナの収容人員など条件ありきでやる」

 -企業チームにも独立採算のプロチームになることを求めるのか。

 「絶対条件だ。譲れない。地域に根ざすというのがキーワード。今までとはまるで違う、魅力あるリーグにしたい」