NFLのロジャー・グッデル・コミッショナーは19日、相次ぐ選手によるドメスティックバイオレンス(DV)事件を受けて記者会見を開き、再発防止のために今季中に新たな行動規範と罰則を設ける方針を示した。

 レーベンズの主力レイ・ライス選手が2月に起こした妻への暴行事件への対応が遅れ、NFLへの批判が高まっていた。9月上旬にライス選手を無期限出場停止処分とするまで情報を隠した疑いもあり、現在調査されている。同コミッショナーは「私のやり方は間違っていた。申し訳ない」と謝罪した。

 引責辞任を求める声には「自分の役割を果たしたい」と話し、指揮を執って問題に取り組む意思を表明した。ライス選手以外にも4歳の息子を虐待した罪で起訴されたバイキングズのスターRBエードリアン・ピーターソン被告や、交際女性に暴力を振るった罪で起訴されたパンサーズのグレグ・ハーディー被告ら有名選手のDVが続き、リーグの対処を求める声が高まっている。