<女子バレーボール:ワールドGP東京大会:日本3-0ロシア>◇最終日◇21日◇東京・有明コロシアム◇1次リーグ

 世界3位の日本が、昨年の世界選手権覇者のロシアをストレートで下す金星を挙げ、自力で24日開幕の決勝ラウンド(マカオ)進出を決めた。日本は、ママさんプレーヤーの山本愛(29=JT)らのサーブで7得点を上げるなど、韓国戦同様に、サーブで崩す作戦が当たった。第1セットの6-8から8連続得点で逆転すると、そこから1度もロシアにリードを許すことなく、25-23、25-19、25-19で快勝した。

 第2セットからは、東京大会の2戦ともにベンチを外れていた石田瑞穂(23=久光製薬)を投入。エースの木村沙織(25=東レ)に次ぐ13得点をマークするなど、この日、48歳の誕生日だった真鍋正義監督(47)の采配もずばり当たった。「負けたら終わりということで、チームの集中力がすごかった」(真鍋監督)。日本は1次リーグを通算6勝3敗で勝ち点を18とし、7位以上が確定したため、決勝ラウンドへの進出が決まった。