<香川丸亀国際ハーフマラソン>◇1日◇香川・丸亀競技場発着(21・0975キロ)

 3月の東京マラソンで引退する土佐礼子(32=三井住友海上)が、本人も驚く快走だ。無念の途中棄権に終わった北京五輪からの復帰レース。1時間10分58秒で女子4位に入り「1時間13分台」の目標を大幅に上回った。夫の村井啓一さん(35)からは「東京では優勝を目指します」。優勝は英国出身のマーラ・ヤマウチ(35)が制した。

 4位でフィニッシュした土佐は「現役に戻りませんか?」との問いかけに「かもね。フフフ…」と笑った。持ち前の粘りは健在だった。レース後半は5キロのラップを約17分の一定ペースで刻んだ。「(1時間)13分くらいで走れればと思っていた。少し速すぎるくらい」と再び笑った。故郷・松山でともに練習する夫の村井さんも「東京は100%本気。優勝を狙っていきます」と宣言した。