フィギュアスケート日本代表がぶっつけ本番で10年バンクーバー五輪に臨む可能性が高まった。都内で日本スケート連盟のフィギュア委員会に出席した伊東秀仁委員長が6日、9月に五輪会場で予定している代表合宿について「(国際規格の)60メートル×30メートルのリンクを用意するのに費用がかかるとカナダ連盟が言ってる。本番と同じでないと意味がない。ダメなら合宿は中京大でやる」と話した。2月の4大陸選手権も五輪会場で開催されたが、その時も横幅は4メートル狭かった。普段はアイスホッケーで使用しているため、フィギュア仕様に変えるには経費がかさみ、カナダ連盟も二の足を踏んでいる。日本連盟は選手の希望を聞き、2週間以内に結論を出す方針だが、本番を想定した合宿は難しくなった。