<体操:全日本団体・種目別選手権>◇2日目◇21日◇東京・代々木第1体育館

 今年の世界選手権個人総合金メダルの内村航平(20=日体大)が、鉄棒から2度落下するという珍しいミスを犯した。F難度のコールマン(後方2回宙返り1回ひねり)で、バーをつかみ損ねて落下。やり直しでも再び落下し、今季の鉄棒で自身最低の13・450点。エースのミスが響き、2連覇を狙った男子の日体大は合計270・400点で2位、コナミが272・900点で初優勝した。女子は朝日生命クが4年連続24度目の優勝を飾った。 内村が最初の鉄棒で2度落下する痛恨のミスをした。日体大の畠田監督が「大会では覚えがない」というエースの落下に動揺したのか、3番手の寺尾も落下。内村は残り3種目で16点台を記録するなど追い上げたが、チームは2連覇を逃し、報道陣の問いかけに答えず会場を後にした。