昨夏の北京五輪柔道女子78キロ級代表の中沢さえ(26=綜合警備保障)が現役を引退することが24日、分かった。既に全日本柔道連盟に強化指定の辞退届を提出した。25日に記者会見を行う。中沢は力強い柔道を武器に、初出場した05年世界選手権で2位に入った。06年ドーハ・アジア大会を制し、07年世界選手権では2大会連続の2位。北京五輪では昨春に右ひざを痛めた影響で調子が上がらず、初戦敗退した。再起して8月の世界選手権に臨んだものの、1回戦で敗戦。出場を義務付けられた今月の講道館杯全日本体重別選手権を欠場した。