<女子フィギュアスケート:中部日本選手権>◇最終日◇22日◇名古屋市・日本ガイシスポーツプラザ

 フィギュアスケートの世界ジュニア選手権(オランダ)で初優勝した村上佳菜子(15=グランプリ東海ク)が来季、シニア転向することが確実となった。中部日本選手権に出場。凱旋(がいせん)試合を優勝で飾った後、指導する山田満知子コーチ(66)が「連盟の方とも相談しなきゃいけないですが、私はシニアで挑戦させたい」と、初めて口にした。

 村上は転向について明言を避けたが、今季最終戦でジャンプを2度失敗するなど、物足りない内容に険しい表情。「今シーズン最悪。来シーズンはこういうことのないようにしたい」。こう話すと、リンクの悔しさをマウンドで晴らす!?

 と宣言した。26日のプロ野球中日の開幕戦(対広島、ナゴヤドーム)での始球式に向け「いい感じ。うまく投げられる自信はあります。今日は悔しかったんで、始球式で頑張ります」。氷上のプリンセスは最後にようやく笑顔をみせ、右腕での快投を誓った。