柔道女子48キロ級で世界選手権(9月、東京)代表の浅見八瑠奈(22=山梨学院大)が、日本の誇る黄金階級で生き残りをかける。4日、都内で同代表が合宿を公開。今大会から各階級出場2枠となり、昨年の世界選手権金メダルの福見とともに48キロ級代表に選出された浅見は「ここで負けたら『選ぶんじゃなかった』と言われる。絶対に勝ちたい」と決意を示した。

 1月のワールドマスターズで福見に1本勝ちするなど優勝。選抜体重別選手権や講道館杯を制したこともある父三喜夫さんのDNAを証明した。約2年間、外国人にも無敗で、女子代表の園田監督は「(北京五輪同級金メダルの)ドゥミトルも組み手で嫌がるぐらい」と浅見の力を認める。48キロ級は五輪メダル5個の谷、世界女王の福見、谷に勝ったことのある山岸と超激戦区。浅見は「48キロ級は責任重大。負けられない気持ちが強い」と、いばらの道で戦う覚悟を見せた。