<ホッケー:ロンドン五輪世界最終予選>◇8日目◇2日◇岐阜県グリーンスタジアム◇男子1次リーグ

 日本男子「さむらいジャパン」が44年ぶりの五輪出場へ前進した。試合終了間際の失点で4連勝こそ逃したが、強豪南アフリカと3-3で引き分けて、首位を死守。明日4日の中国との1次リーグ最終戦に勝つか、引き分けで2位以内が確定し、五輪出場権を懸けた6日の決勝へ進む。南アフリカ-オーストリア戦の結果次第では、負けても決勝進出の可能性がある。

 日本が強豪の南アフリカと引き分けた。3-2と勝利目前だったが、試合終了まで残り数秒でペナルティーコーナー(PC)から痛恨の同点を許した。姜建旭(カン・ゴンウク)監督は「勝てた試合だった」と唇をかんだが、先制点を挙げた川上は「悲観する内容ではない」と強気だ。中国との最終戦は引き分け以上で自力での決勝進出が決まる。五輪出場権が懸かる決勝では南アフリカとの再戦が濃厚だ。この日の課題を胸に、川上は「どれだけサークルの外でプレッシャーをかけられるか」と大一番へのポイントを挙げていた。