<体操:NHK杯兼ロンドン五輪代表最終選考会>◇最終日◇男女個人総合決勝◇5日◇東京・代々木第1体育館

 女子のエースとして君臨してきた19歳の鶴見虹子(日体大)が、辛うじて代表に滑り込んだ。足のケガの影響もあって「7割」の状態で臨んだ最終日。代表入りまで0・600点差の6位でスタートすると、2種目目の段違い平行棒で圏内に浮上。続く平均台で4位にまで上がった。だが、最初に演技した最後の床運動でラインオーバー。行方はギリギリまで分からなかった。それだけに「失敗したらという重圧があった。今まで大舞台でギリギリまで残ることはなかったので、非常に疲れました」と、緊張感から解放されて胸をなで下ろした。